『BS-TBS ザ・ショータイム 「迷子の警察音楽隊」』「2007年 カンヌ国際映画祭“ある視点”部門正式上映で瞬く間に注目され、本作のために特別に設けられた“一目惚れ”賞、国際批評家連盟賞、ジュネス賞の3冠を受賞、その後も各国の様々な映画祭で続々受賞したハートウォーミングな作品。エジプトの警察音楽隊が、アラブ文化センターでの演奏を依頼されイスラエルにやってきた。しかし、なぜか空港に出迎えはない。この道25 年の堅物隊長トゥフィックは、人の助けは借りない!と、無理やりに目的地を目指すものの、目的地と一文字違いの地名の寂しい町に間違えてたどり着いてしまった。迷子の一行は町の食堂の美しい女主人ディナの厚意に甘え、翌朝までホームステイをすることに。エジプト人とイスラエル人。言葉や文化だけではない歴史の壁が立ちはだかり、それぞれが泊まる家でぎこちない時間が過ぎていく。しかし、そんな彼らを音楽がつないで、愛、誘惑、友情そして家族・・・人生を語り合う、忘れられない一夜が始まる。」
イスラエルで迷子になったエジプト人。 どの国にも、堅物な人、軟派な人、不器用な人、器用な人がいる。 ディナは、退屈な田舎町で、毎日、絶望的な気持ちで、惰性で生きているんだろうな。
ディナが、「音楽を奏でるって、どんな気持ち?」 のような質問をして、トゥフィックが、とても優雅な振り付けで表現をする。 それを真似するディナ。 「今夜は映画みたいだった。 エジプトの映画の燃える恋。オマー・シャリフの映画を見たわ。」
若いカーレドは、色男で軽薄そうだけど、人の気持ちが解る人情的な人だと思う。 情熱的だとも思うな。
カーレドは、「チェット・ベイカー知ってる?」って言って
「マイ・ファニー・バレンタイン」を歌うの。
時には、 ナンパの口説き文句としてね。
言葉は通じなくても、 「サマータイム」 を皆で合唱するシーンが好き。
― 音楽が大好きなこと。 人が恋しいこと。 家族が大切なこと。
言葉が違っても、神様が違っても、国が仲良くなくても、それは同じ。
第20回東京国際映画祭 東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)、
第20回 ヨーロッパ映画賞 主演男優賞、ディスカバリー賞受賞
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映画 「迷子の警察音楽隊」
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